発達障害児グレーゾーンの子育てについて、今までの事を記録にしながら綴っています。
今回は、鬱傾向にあるときはほとんど動くことがないいっちですが、動ける時は警察通報騒動や飛び降り騒動と想像以上の行動力があるのですが、今回もまさかの行動力を見せてくれました。
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発達障害児グレーゾーンの子育て記録35~学校からの脱走~
いっちのスペースで過ごすようになりましたが、先生がいつも付き添ったりすることが難しい場面が多々あります。
先生が常に付き添うことは難しいのがわかっていても、鬱傾向にあるときはそれを理解することが難しい事もありストレスが蓄積されていた時がありました。
そんなある日。
学校に行くも、親が両方ともに仕事の都合上早退しても迎えに行くことが出来ない時がありました。
いっちにも、事前に話をし迎えに行くことが出来ないということをわかってもらっていました。
思えば、こちら側からの一方的な話で無理やり分からせていただけなのです。しかし、仕事も休むことが難しい時があったため、特にいっちよりも仕事を優先した日でした。
その日、比較的手の空いていたA先生も自身の仕事をしながら合間にいっちの様子を見に行ってくれていました。
ところが、昼前に見に行くといっちの姿がありませんでした。
教室に行ったのかと思ったA先生は、念のため教室に確認しに行きました。
いっちの姿はありませんでした。
いっちが行きそうな場所を探したA先生ですが、いっちを見つけることが出来ませんでした。
職員室へ他の先生に助けを求めると、授業に出ていない先生方が総出で学校中を探しに行きました。
しかし、誰もいっちを見つける事は出来なかったそうです。
授業を終えた、いっちの通級の担当の先生が合流し今までの経過をA先生から話を聞いたそうです。
「(学校の)外に出てしまったかもしれない」
そう通級の先生は言いました。
次の授業もあるため、捜索に出られる先生は一部交代し、対応できる先生の1/3は校内を再び捜索。
残りは、学校外への捜索へ行きました。
学校では、学校外の捜索が始まって30分近く経とうとしたとき、校長先生から警察へ捜索願を出そうとしたとき、いっちが見つかったとの連絡を受けたそうです。
見つけたのは、通級の先生でした。
話を聞くと、先生が誰もいなくて不安になった上に、親が対応できないということで早退が出来ない事からパニックになり学校から出て行こうと思った。とのことでした。
学校から抜け出すときは、A先生が探し回っていることに気づき、見つかったら怒られると思って、見つからないように動き、そのまま学校から出て行った。
学校から出て行ったはいいが、上履きのままだしその後どうすれば良いのかわからず近くの公園で隠れていた。ということだったそう。
その後、通級の先生と学校へ戻り、母へ通級の先生から連絡があり仕事に都合をつけた後学校へ迎えに行きました。
A先生をはじめ、学校側へ迷惑をおかけしてしまったことを謝罪し、いっちを連れて帰りました。
今回は、いっちの学校からの脱走、スクールブレイク?をしでかしてくれました。
いっちへ、見通しを立てるために話していた仕事で迎えに行くことが出来ないから、早退は出来ないということが裏目に出た出来事でした。
仕事に穴を掛ける事が多くなり、休むことが難しい時がありますが何をどこまで優先するのが良いのか、仕事と支援と家事と育児の両立の困難さを痛感しました。
グレーゾーンに、学校のほかに頼れる場所がない精神的心労が蓄積されていきました。
次回は、初めて起こった自傷行為の話です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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