発達障害児グレーゾーンの子育てについて、今までの事を記録にしながら綴っています。
前回までの話はこちらから
始めの話はこちらから
綴ることの思いや考え方もこちらからご覧ください。
発達障害児グレーゾーンの子育て記録⑰~名称が変わることでの不安~
今回は、学校のイベントの名称の話です。
新年度になってからしばらくして、連休が明けたころより遠足の季節となりました。遠足は、バスに乗っていろいろなところを見て、お弁当を食べて楽しみます。
いっちも、遠足は毎年楽しみにしていました。
ところが、遠足が近づいてきても一向に楽しそうにしませんでした。
理由を聞いても「怖いから行きたくない」と答えるばかりで意味が分かりません。
2・3日かけてゆっくり話を聞きました。
すると、3年生になってから『遠足』ではなく、『社会科見学』という名称に変わった事が原因でした。
確かに、個人的に思い返すと遠足と名乗っていても、2年生あたりからとある醤油工場見学だったり、空港見学だったりと思い返せば遠足と名乗っても見学が多かった思い出があります。
今は、遠足とは言わず社会科見学と称しているようです。
とはいえ、聞きなれない『社会科見学』という名称から、不安感を強く持ってしまったころから、社会科見学には行きたくないと強い拒否感を抱いてしまいました。
当日まで、学校でも家でも、連日説明と説得をしました。
学校からは、社会科見学は無理に行かなくても良いとの話を受けました。
遠回しの言い方でしたが、要は社会科見学中にパニックになっても困るから来ないでくれと言うような内容でした。
そこで、毎日説得していたこちらの気持ちが揺らいでしまいましたが、何とかして社会科見学を経験させたいという反逆の思いがより強いものになりました。
社会科見学当日、もしいっちがパニックになったら親が現場まで迎えに行くことを伝え、学校サイドは了承。社会科見学に行くことになりました。
社会科見学当日。
当日まで、拒否感はぬぐえず、バスが来るまで小さいパニックを断続的に続けていました。校外は母が対応し、校内は通級の先生が対応しました。
バスが来ると、遠足的な空気感が出てきたことからいっち本人も徐々に気持ちを切り替えていくことが出来ました。
その後は、社会科見学という名の遠足と理解し、落ち着いてイベントに参加できたと夕方に先生から連絡を頂きました。
呼び方が変わると不安になり行動がとれず、パニックになるという話でした。
今回の経験も、今後の糧になっていくことになりますがそのことは改めて綴りたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回は、下校中のパニックについての事例を予定しています。
コメント