発達障害児グレーゾーンの子育てについて、今までの事を記録にしながら綴っています。
今回は、パニックの末に驚愕の行動に出たいっちの話です。
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発達障害児グレーゾーンの子育て記録25~飛び降り!?~
今までいっちのパニックを中心に綴ってきました。
いっちの特性としてパニックが強く問題となることが多い事が原因でした。
小学校中学年になってから、パニックの質が今までと少しづつ変化してきました。
前回の話でもありましたが、『外』へ向かうパニックになりつつあるというものです。
そして、ついに学校の先生たちを驚かせるパニックを起こすことになりました。
仕事をしていると、学校から電話が職場にかかってきました。
通常は、携帯にかけてきています。仕事で出られなくても、留守電にメッセージが残って折り返し連絡しているという対応をとっていました。
それが今回は職場。職場にかけてくるときは、かなり緊急性の高い内容だと思いました。
電話に出ると、先生から慌てた様子で「今すぐ、迎えに来てください!!」という事でした。
理由をうかがうと・・・
前回の話から、学校に行きづらくなったいっちに、自分で滞在時間を決めて担任に伝えるという話になりました。
そして・・・
登校したいっちですが、中々教室に入ることが出来ずにいました。
しばらくすると、泣き叫ぶ声が学校中にこだましたそうです。
学校で通常学級・特別支援学級を全児童合わせてもいっちだけだったということもあり、すぐに担任の先生がいっちの元へ向かいました。
すると、担任の先生を見たいっちは、泣き叫びながら走って逃げて行ったそうです。
泣き声が聞こえなくなったが、いっちの姿が見えなくなってしまい、授業どころではなくなってしまった担任の先生は、職員室にいた手の空いている先生に声を掛けたそうです。
担任の先生は、一度教室に戻って授業を再開。
他の先生で、いっち捜索をを始めました。いっちを見つけては逃げられることを繰り返し、空き教室・体育館など等を回りました。
やがて、徐々にいっちも追い詰められ3階のトイレまで逃げていきました。
すると、先生は驚愕の光景を目の当たりにしました。
トイレの窓から外へ飛び降りようとしているいっちの姿でした。
窓は少ししか開かない換気用だったこともあったのですが、万が一ということもあり、青ざめながら急いでいっちを抱えたそうです。
というようなことを、口早に説明を受けました。
先生には、すぐに迎えに行くことを伝えました。
上長にも、そのことを伝えると迎えに行く了承を得ました。
学校に着くといっちは、落ち着いていました。
その日は、そのまま学校を早退しました。
今回の理由を聞くと、
自分で教室にいる事を決めなければいけない事に対する、不安やプレッシャーがあって気持ちの整理がつかなくなってパニックになってしまった。
追いかけてくる先生が怖くなって逃げ回ったけど、飛び降りようとは思っておらず、とにかく逃げなきゃと思って窓から出ようとした。
というような内容でした。
今回の事は学校でも問題になり、今後は改めて必ずいっちがパニックになった時は、教師が一人付き添うということになったとの事でした。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
次回も、『外』へ広がっていくパニックに対して、学校側から限界というような話が出てくるきっかけになった話を綴りたいと思います。
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