今回は、親の視点からいっちの学習の遅れからどのように対応したのかを綴ります。
いっちは、学習障害もあります。
学習障害についてはこちらから↓
小学校2年後半から学習障害による、学力の遅れが大きくなってきました。
通常学級の宿題を例にして親として取り組んだ方法をまとめます。
目次
小2当時の学力と小2の宿題とその課題
国語は、ひらがなの読み書きが難しく、語彙力も幼児レベルでした。
算数も、数字が書けない。一桁の足し算引き算も指折りで何とかできる程度でした。
学校からの宿題は主に、音読・漢字ドリルを用いた練習・足し算引き算計算ドリルでした。
おそらく、内容的には1時間もかからないようなものです。
しかし、LD(学習障害)の特性をもついっちにとっては難問です。
当然、一人ではこの宿題に太刀打ちできるはずもありません。いわば、勉強をしていない幼児にこの宿題をさせるようなものなのです。
どうしたのか・・・
最初は、いっち本人に任せていました。
前述にもある通り、一人で出来るはずがないので宿題をやらずに学校に行っていました。
しかし、親としてこのままで良いはずがないため、どのようにしたら良いのか悩みました。
宿題のやり方を見直す
最近は、学習塾が発達障害児向けのサービスを展開していることをよく耳にするようになりました。
しかし、学習塾では毎日は難しく時間的制限がある、金銭的にも難しい場合も多く現実的ではありませんでした。
そこで、発達支援相談センターに相談しに行きました。
上記の状況を説明した上で、下記のアドバイスを頂くことが出来ました。
アドバイス1
・親が出来る限り宿題のサポートを行う。
アドバイス2
・担任に相談して学習障害の特性を改めて説明し、宿題の内容を見直していただく。
基本的にはこの2点です。
これは、このブログでおなじみの合理的配慮の一つです。
アドバイスを実行!!・・・するも
では、アドバイス2点を実行してみました。
先に、アドバイス2から
・担任に相談して、学習障害の特性を改めて理解してもらい宿題の内容を見直してもらう。
この件に関して、児童発達支援センターの方から直接担任と通級の先生に話をしてくださり、他児とは宿題の内容を減らしていただくことになりました。
・漢字練習であれば10回書くところを5回にする。
・特性に対して配慮を行い、親が書いた下書きのなぞり書きでも書いたこととする。
等、具体的にいっちが取り組みやすい環境を作ることが出来ました。
次に、アドバイス1
・親が出来る限り宿題のサポートをする。
いっちの場合は、基本的に親がまず宿題のすべてを薄く下書きします。その後、いっちに下書きした文字をなぞってもらう。というやり方です。
音読については、先に親が読みいっちが後を追って読むという方法を取りました。
親が宿題をすべて下書きする→同時にイッチ横で待つ→いっちがすべてなぞる→同時に親が横で間違えないか見守る(なぜか定期的に間違える)→親が音読をする→いっちが後を追って音読する
これは、文字や数字の読み書きが出来ないため、いっちの特性に合わせたやり方になります。
このやり方で、いっちはスムーズに宿題を終えることが出来ます。
しかし、新たな問題が・・・
今度は親の時間です。
この方法をとると、親は子供に1対1で付きっきりになります。いっちの宿題のペースもあるので、これでも1時間から2時間はかかります。(アドバイス2実行後の時間です。)
タイムスケジュールを考えると、18時に母帰宅し21時には子供を寝かさなければならない。3時間しかありません。これ、ママ一人でやると物理的に出来ないのです。
そのため、平日の夜の家事(洗濯以外)はパパの出番になります。
しかも、子供たち3人とも特性から親が一緒にいなければ寝れないというまさかの縛り制限!
毎日が19時から21時までが戦争になります。
・・・ちなみに、この時はいっち一人でしたが、後にまぐねこも進学して宿題地獄に加わります。
この、毎日を喧嘩しながらなんとか繰り返していきます。
これは、ママとパパの職場の理解も得られなければできる事ではありませんでした。
まとめ
学習障害の特性をもつ子供の通常学級の宿題をする場合
・担任に学習障害の特性を理解し、特性に合わせた宿題を出していただく
・宿題は、出来る限り親が付き添い取り組みやすい環境を整える。
以上の2点を学校と協力しながら学校からの宿題に取り組む。
なお、この方法は主に夏休みなどの長期間の休みの宿題にも応用が出来ます。
理解と協力なくして宿題は達成できません!!
後日、具体的な親からの視点で宿題に対する取り組み方をまとめます。
最後まで、ご覧いただきありがとうございます。
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