今回は、痛み・痛覚の話です。
痛みに強いというのは、決して丈夫であるという訳ではありません。まぐねこを通して感じた、痛覚が鈍い・痛みに強いということの危険性についてつづります。
目次
【注意!】発達障害児グレーゾーン~痛みに強い?~
まぐねこの発達障害の特性は主に、ADHD(注意欠陥多動性障害)とLD(学習障害)です。そこに痛覚が鈍いというものまで加わります。
そんなADHDで痛覚が鈍いということがどういうことなのか。。。この事がメインになります。
以前こちらで、新学期早々にしでかしたことを記事にしました。
この件の前から、ADHDの特性として『自分の世界に入る』と周りが見えなくなってしまうことが多々ありました。
『自分の世界に入る』と、周囲の人やモノにぶつかることがよくありました。
新学期早々、教卓で遊んでいたまぐねこですが、滑って顔面を強打しました。本来なら(?)、痛みに耐えられず号泣する場面だと思います。
いっちやぽんたは、間違いなく号泣します。号泣+パニックのおまけつきです。
しかし、まぐねこは「痛って~」の一言で終わってしまうのです。
痛みに強い。
これは、強い子になったよかった!
というわけではありません。痛みに強いということは、言い方を変えれば痛みに鈍感ということでもあります。
痛覚鈍麻といいます。
どういうことかというと、大怪我をした時でも軽い痛みのように感じてしまっているのです。
この時も、本人は痛みをほとんど感じていたなったものの、口内から出血が多量にあったとの話がありました。
すぐにかかりつけの歯科医院に受診したところ、とても危険な状況で前歯の神経が死んでいる可能性があるということでした。
医科歯科大へ緊急で受診し、永久歯も抜けてしまうかもしれず神経が死んでいるかも併せてこの先3か月ぐらいかけて様子を見ていくということになりました。受診後は、医師の指示に従いながらケアを念入りに行いました。歯は抜けず神経も死んでいないということで大事には至りませんでした。
このことから、痛みに強いから『強い子』というわけではなく、痛みに強いからこそ怪我をしたときにどのような怪我なのかを保護者が見極めなければならないということを学びました。
さらに、逆に言えばまぐねこが痛がっているときは、私たちからはとてもとても強い痛みであるということなので、迅速に動かなければならりません。
まぐねこは、痛みに強いからこそ気を付けなければならないこともたくさんあるということを学ばせてくれています。
まとめ
今回は、痛覚についてつづりました。
痛みに強いことはいいこと。等と昔は言っていたと思いますが、その考え方は危険であることを認識させられました。
痛みに強いということは、大怪我をしても大したことがないと錯覚してしまうのです。そのため、本にが大丈夫と言っても周りが気づき、ケアをしなければ取り返しのつかない事態になってしまうこともあります。
大切なのは、その子(人)がどのような特性を持っているのかを把握理解することが第一歩です。痛覚鈍麻であれば怪我をしていそうなときは、こちらから声をかけ時に受診を促すことが大切です。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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