年も明けるとすぐに卒業・入学の季節がやってきます。
卒業や入学の準備を考える方も多いと思います。
そこで今回は、発達相談支援センターの方から提案を受け、僕たちが子供の卒業・入学に合わせて行った1つの事を記事にまとめました。
なにをするのか・・・
それは、子どもの情報をまとめる事です。
子どもの情報をまとめてどうするのか?
その手順について綴っていきたいと思います。
目次
子どもの様子を再認識する。
基本的に発達障害という特性があって、通常学級にいる子供は支援学級とは違い子供の様子をまとめている事は殆ど無いと思います。
と、言うことで親が子供の特性をまとめましょう。
その為には、まず子供の特性を再認識することです。
子どもの様子とその対応について書面化する
子どもの特性を見返し、どういう特性があってどのように接することが良いのかを箇条書きにしながら思い返します。
例えば、
・予定を組んだ際に急な予定変更が起こってしまった場合、急な予定変更は受け入れる事が難しいため予定が変更になる恐れがあるときは事前に説明して急な予定変更に対して受け入れられるように配慮する必要がある。
・他者の気持ちを考える事が難しい。他者の気持ちを考えずに発した言葉が相手を傷つけてしまう恐れがある。傷つけてしまった時に傷つけてしまう言葉であったことを本人が理解できるように伝える。そして、謝れるように促す必要がある。
・行動停止が困難で周囲への注意が散漫になってしまい、声掛けや指示が通らない事がある。声かけや指示が通らない時は、周囲の刺激が入らない環境で1対1で対応する必要がある。
等のように、その子の特性に合わせた様子をまとめました。
さらにここから、こんな時はこうするというように特性と対応をカテゴライズして読みやすいようにまとめるようにしました。
そして、最後に必ず『校外への持ち出し厳禁』と記載してください。個人情報ですので!!
入学予定の学校への対応
入学予定の学校へは事前に子供の様子について伝えました。
入学説明会などで担当される先生に子供の事について相談します。
その際、学校側から引き継がれる先生が紹介されました。子どもの様子について再度説明し書面にて子供の様子やその対応方法について記載しているので渡す旨も伝えました。
後日、学校の先生へ必要枚数をコピーし渡しました。
子どもの情報をまとめて渡したことで
事前に情報をまとめた事で、入学後もパニックが起きても先生方は混乱することなくスムーズに対応してくださいました。
情報が行き届かずに、やや大事になってしまったケースもありましたが、改めて子供に関わる全ての先生に今回の書面で情報共有されたとの話がありました。
発達障害のグレーゾーンの子供たちは、一見して特性があることを把握されずらい状況になることもあると思います。
ですが、事前に子供の情報をまとめておくことで、スムーズに入学後の学校生活を送ることが出来ます。
入学前にできる合理的配慮への第一歩です。
是非、お試しいただければと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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