今回は、こちらの続きです。
是非、読んでから今回の話しを読んでください。
通常学級にいるむずかしさと新たな可能性。
でも、可能性にも問題がある。
そこで悩む家族。
親サイドの話が中心になります。
グレーゾーンにいるからこそ起こる悩みです。
目次
支援学級へ
いっちが小学校3年生も半ばを過ぎた頃から、さらに明確に学力の差が出てきました。
まだ、この時は本人もそこまで気には留める事もなかったのですが、学校の先生たちからは心配の声がかけられるようになってきました。
同時に、親としても心配になる場面が増えてきました。
パニックも、週に2回ほどあり元々の学習障害からさらにパニックで授業に出られない事もあり差はさらに広がっていくばかりでした。
以前から、学校と相談支援センターと親とで間接的に話し合いを行ってはいましたが、学校で通常学級というハード面とソフト面の問題で合理的配慮も難しい状況が続きました。
それでも、今の状況は良くないと話してはいました。
ある日、通級の先生から提案を受けました。
「支援学級の審査を受けてみてはどうか?」
という事でした。
通常学級と支援学級その間
発達支援センターの先生にも聞いたところ、入学前診断で通らなかったこともあり、難しいかもしれない。でも、いっちが良いと思うならいいと思う。
どうしてこのような言い回しだったのか・・・
親としても、わかっていました。
通常学級の児童が支援学級に行くという事は、基本的には戻ってくることがほぼほぼ出来ないということです。
つまり、通常学級から支援学級に行くことは出来ても、支援学級から通常学級へ行くことはほぼ出来ないと言われています。
どうしてなのか?
それは、学習面で圧倒的な差です。そもそもカリキュラムも違います。言ってしまえば、降りる事は出来ても乗る事はもう出来ないのです。学校以外で、学習面に遅れをとらないようにしている場合を省いては・・・
いっちは、入学前から学習面で難があることは指摘されていました。その為、相談支援センターの方からのアドバイスを元に学習しやすい環境を学校と協力して整えてきました。
以前書いた記事ですが、これらを使いながら通常学級でも過ごせるように、いわゆる合理的配慮の下行ってきました。
アプリを使うため、いっちだけ狡い等の声が他児からあり、先生方が理由をしっかり説明してくれたという経緯もありました。
ここまで、通常学級でいる事に対してやれるべきことをやってきているので、いっちも学校に行けているということもあり、支援学級に行くのは本人の意向も聞いてからになりました。
これらの理由を踏まえて、いっちと話し合いをしました。
いっちも、悩みました。
実際、小3の授業にも理解が追い付いていない状況にある事。
しかし、友人関係が切れてしまうという不安がありました。
支援級に行くと、イベント行事である運動会や修学旅行は別になってしまうという事。いっちは、周囲の大きな配慮のおかげと持ち前のコミュ力の高さから、他児からもとても気を掛けてくれ貰っていました。
学校に行けない事も多く、授業にもついていけていないのにもかかわらずと先生も驚くほどでした。普通は、こういう状況だとむしろいじめに発展してもおかしくないらしいです。言い方は違いますが、ニュアンスはこんな感じ。
というわけで、いっちも決めることが難しい状況でした。
しかし、支援学級への申請の期日は迫ってきていました。
いっちが選んだのは・・・
いっちは、決めることが出来ませんでした。
勉強面をとるのか友達をとるのかという悩みでした。(学校外で友達と遊ぶのは難しい様子なのです)
とりあえず、申請しよう。もし、審査が通ったのなら改めて支援学級に行くか否かを決めよう。
という話になりました。
そして、結果は・・・
通りませんでした。
学校の先生方は、通らなかったことに驚いていました。
・・・というか、何人か同時に受けたんですが、学習障害がなく通常学級の授業についていけていた児童が支援学級に通っていたので明確なラインがあると思いました。
やはり、学習障害だけでは難しく、理由は不明ですがおそらく何らかの障害という診断が下っていないと難しいと感じました。
終わりに
学校の先生からの支援学級への勧めもあったのですが、
結果としては通常学級で進学することになりました。
(学校によっては、通常学級と支援学級に差はないところもあるのかもしれません。)
いっち本人も、どこか複雑な思いをしていたと後から聞きました。
また、社会に出てからの事を考えると、いっちの特性を踏まえ出来る限り通常学級で過ごせるようにした方が言いというセンターの先生からの提案もあったのです。
この通常学級と支援学級の狭間にいるグレーゾーンの子供の子育ての難しさを身をもって味わいました。
しかし、本当の大変はこの翌年に来ることになりました。。。
続きはこちら↓↓
最後まで、読んでいただきありがとうござます。
コメント