発達障害児グレーゾーンの子育てについて、今までの事を記録にしながら綴っています。
宿泊学習。小学校の一つの大イベントです。
その準備の時に言われた言葉「宿泊学習は無理しない方が良いのでないですか?」と学校側から言われました。 今回は、話の流れとその後の対応について綴ります。
※行き先は、実際とは別の場所ですが対応方法は事実に沿って綴っています。予めご了承ください。
今回の話は長くなるので、前篇と後編の2部制にさせて頂きます。
前回の話はこちらから
始めからの話はこちらから
綴ることの思いや考え方もこちらからご覧ください。
発達障害児グレーゾーンの子育て記録37~宿泊学習前の学校側から言われた言葉~
いっちの特性に対して、学校側からたくさんの合理的配慮を頂きました。
小学校も高学年に入り、これから宿泊学習や修学旅行等の泊りがけの行事が出てきます。
宿泊学習という行事が1カ月前に迫った頃の事です。
学校から連絡があり、宿泊学習の事で相談があります。ということでした。
話を聞きに学校へ行くと。
先生から次のような話がありました。
「来月、宿泊学習がありますが、いっち君の様子を見ると宿泊学習は行っても大丈夫でしょうか?」
いっちは、初めてのところに行くと不安感が強くなりパニックになるという事が多々ありました。
(初めての場所でのパニックの話はこちらから)
続けて先生は、
「宿泊学習は、引率職員が担任・校長・補佐教師・養護教諭だけなんです。」
「いっち君の事を考えて、宿泊学習は無理しない方が良いと思うのです。」
と、言うことでした。
「休んだ方が良いですか?」
と先生に聞きました。
「ずっと誰かが付くのは難しいですし・・・」
少し考えながら声に出しました。
学校でも、色々な先生と相当議論をされていた様子でした。
その時、思いました。
それはそうだと。先生の話は何も間違ってはいない。
これは、合理的配慮の範疇を越えている。合理的配慮の限界を超えている状況だと思いました。
これ以上、先生たちに宿泊学習中にパニックになっても見てほしいというのは、こちら側のわがままです。
その夜。 いっちに聞くと、宿泊学習は行ってみたいけど、やっぱり不安はある。ということでした。
宿泊行事は、親としても学校でも一大イベント!出来るなら行ってもらいたい。と考えました。
では、どうする事が合理的配慮に繋がるのか。
ある日、特別支援学校に通う保護者の方から話がありました。支援学校では、事前学習というものをしていると。
例えば、公共交通機関を利用する時は、学校が児童・生徒と行事の前に駅やそのルートと状況を事前に確認することで、どういうことでどうするのかを事前に子供たちに伝え、当日落ち着いて行動がとれるようにする。 と、言うようなことをしているとの事でした。
それだ!
と思い早速行動に移しました。
宿泊学習で行くところを事前にすべて家族で行く。そして、実際にどのようなところに行って、何があるのかを見て、いっちに安心感を持ってもらうということです。その結果をみて、宿泊学習に行くか否かを決める事にしました。
そのことを、学校に行って先生に相談しました。
先生方もこの行動に関しては、とても驚かれました。そこまでする?!的な感じでした。引かれた?
「でも、それはとてもいい案ですね!」 と言っていただきました。
特別に、先生から細かな予定はまだ確定していないが、どこに行くかは既に決まっているということなので、行き先と宿泊先を教えて頂きました。
これから、我が家独自の弾丸事前学習が始まります。
次回は、事前学習の全貌と宿泊学習本番は?の話をします。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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