発達障害児グレーゾーンの子育てについて、今までの事を記録にしながら綴っています。
宿泊学習。
小学校の一つの大イベントです。
その準備の時に言われた言葉「宿泊学習は無理しない方が良いのでないですか?」と学校側から言われました。
今回は、それに対して行う事前学習の話です。
※行き先は、実際とは別の場所ですが対応方法は事実に沿って綴っています。予めご了承ください。
今回の話は長くなるので、前篇と後編の2部制にさせて頂きます。
前回の話を読んでから進んでください。
前回の話はこちらから
始めからの話はこちらから
綴ることの思いや考え方もこちらからご覧ください。
発達障害児グレーゾーンの子育て記録38~宿泊学習の弾丸事前学習実行!~
前回、宿泊学習の行き先と宿泊先を教えて頂きました。
問題が一つありました。宿泊学習当日と事前学習実行日に間(2週間以上)が空いてしまうといっちは、どこに行ったか?なにがあったか?を忘れてしまう恐れがありました。
ですので今回は、宿泊学習当日からギリギリで忘れなさそうな日程を予め設定しました。
また、予算の都合上泊まって事前学習をすることは出来ないので、日帰りで行くことに決めました。
宿泊学習弾丸事前学習in福島!
となりました。
家から福島までは片道2時間半以上かかりました。(実際の移動時間)
行き先は、朝日山登山・塩谷埼灯台・アクアマリンふくしま・宿泊施設
これを、一日で周り日帰りで帰ってきます。
スケジュールは 朝?深夜? 2:00 出発
途中で休憩を挟みながら
5:30 福島入り
6:30 朝日山到着登山開始 現場確認
登山は、コースも予め聞いていました。登山道には何があるのか?どのように進むのかを確認しながら行いました。
木々が生い茂り不安な面持ちのいっちでしたが、「なんかゼルダ(ブレワイ)やってるみたいだなぁ」と声を掛けるとその後からテンションが上がり「そうだね!楽しい!」とモチベーションが上がっていました。
9:00 車まで戻ってきて出発
10:30 塩谷埼灯台着 現場確認
11:30 塩谷埼灯台発
12:00 アクアマリンふくしま着 現場確認
14:00 アクアマリンふくしま発
14:30 宿泊施設 着 現場確認
ここに泊まる事と泊まって何処で何をするのかの流れをいっちに説明+付近散策。
この時は、中に入れないがHP等の画像を見せてイメージが付きやすいように併せて説明。
15:00 宿泊施設 発
渋滞に巻き込まれ、休みながら・・・
21:30帰宅
このように、どこに行って何をするのかを説明しながらイメージが付きやすいように道筋を立てました。
いっちに改めて、宿泊学習は行けるかどうかを確認すると、「行ける!大丈夫!行きたい!」と言っていました。
後日、先生に事前学習の事とその様子を話をしました。
そして、昼夜関係なくパニックになった時はどこに居ても、私たちがすぐに必ず迎えに行きます。付け加えました。
「ありがとうございます。まさか、本当にそこまでするとは。。。」(笑
「わかりました。それなら大丈夫だと思います。」 と返事を頂きました。
学校側から了承を頂き、いっちも行くことで決まりました。
此方も、いつでも迎えに行くスタンバイは整えました。
また、事前学習について学校側へ伝えた後、発達相談支援センターの職員方々へ伝えたところ、
「そのようなことをやっている親御さんは聞いたことがありませんよ。」
と話していました。
宿泊学習当日。
不安感もなくうれしそうにバスに乗り込み出発していきました。 宿泊学習中も、パニックになることなくグループのメンバーや先生方の支えもあって無事に宿泊学習に参加することが出来ました。 みんなも、思い出に残る行事になったとのことでした。
・・・こちらは、終始ハラハラしながら一晩過ごしました。
と、いうことで宿泊学習の準備に起こった一連の流れの話でした。
直近までのばにっくを見聞きしている先生方にとっては、他の児童も預かっている以上いっちだけを見る人が一人付くというのは、現実的ではない事は理解していました。
では、どうすれば良いのか?
いっちは宿泊学習に参加しない方が良いのか。休ませるべきなのか?
それも、選択肢の一つかもしれません。 ですが、出来る限りは行事には参加してもらいたいという気持ちもあります。
その為に保護者が出来る事の一つとして、今回は事前学習という手法を取りました。
事前学習は、成功体験としていっちにも残すことができました。
そして、この成功体験は、いっちだけではなく学校側にも保護者側にも大きな影響を与えてくれて、今に繋がっています。 この事前学習は今後も続けていくことになるのですが、また改めて綴っていきたいと思います。
当日の様子を発達相談支援センターの職員方々へ報告したところ、 「事前学習の成果が出てよかったです」と話を頂きました。
但し、行きたくないのに無理に行く必要もありません。
行きたいか、行きたくないかは決めるのは最終的には本人(いっち)です。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
次回は、前後編で伝えきれなかったことをまとめました。
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