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発達障害と合理的配慮その限界

隙間時間の福l業
日常

先日以下のようなニュースを目にしました。

今までの備忘録を綴っていますが、

我が家では、常に2馬力で動いている事と職場の理解があったからこそできた事です。

それでも、タイトルにあるように「1週間休んでは?」というような話を受けた経験はあります。

目次

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「休んでは?」について考える

「休んでは?」などと直接的な言い回しではなかったのですが、休んではととれるニュアンスでした。

いっちは、自閉スペクトラム症の診断を受けましたが、同じ自閉スペクトラム症でもニュースにあった子の逆で、パニックはあってもキレやすい・他害(誰かを傷つける事)などは無く、語彙力は無いですがコミュニケーション能力は比較的高いという特性を持っていました。

特性にもさまざまな個性があります。

いっちが特別支援学級に入れなかった要因に、他害がない・コミュニケーション能力が高いということが大きな理由でした。

パニックというのが、学校では今までたくさん問題になりました。その経緯があったからこそある時、学校から言われたのが「休んでは?」でした。

この話は、子育て記録で詳細について近日中に載せます。

 

話がそれました。ニュースのタイトルを見ると、一見「学校側が見切れないから休んでくれ」と突き放すようにも見受けられます。

ですが、この学校からの「休んでは?」というのは、実体験を基に考えると合理的配慮の限界を迎えているもしくは超えているからです。

学校側は、出来る限りのことはしてくれている。しかし、それ以上の事は物理的にも困難な状況になってしまうということです。

合理的配慮の限界、このことは親・保護者も理解し受け入れる必要があります。

 

「1週間休んでは?」の先にあるもの

学校側からのSOS。支援・合理的配慮の限界なので家で出来る支援をする。

記事のお母さんもいわゆるワンオペでも出来る限りのことをしています。在宅ワークをしながら子どもを支援しています。また、放課後等デイサービス(放デイ)の利用も検討しています。少しずつ焦らずに向き合っていければと思います。出来る限りのことをしながら助けを求めれば、合理的配慮に繋がっていきます。

この先の合理的配慮は、以前合理的配慮とわがままの違いって?で記事にしたように、こちらがさらなるアクションを起こしていかなければなりません。

親・保護者・学校・第三者機関(放デイ等)を交えてそれぞれが出来る合理的配慮について、密に話し合っていくことが大切だと思います。

 

 

 

 

 

ニュースを読んで個人的に一番気になったところ

以下、ニュース記事より引用です。

引っ越した先の新しい保育施設では、最初から友だちへのかみつきが頻発したり、昼食をまったく食べなかったりで、1週間の慣らし保育の後に「うちでは預かれません」と断られました。 別の保育施設が見つかるまでの10日間ほど、会社を休まざるを得ませんでした。 別の保育施設に入ることができましたが、友だちを階段の踊り場で押してしまったり、おやつをもらう順番が気に食わなくて暴れたりと、幸い大事には至らなかったもののトラブルは続きました。 登園したがらず、10分以上泣き叫び続けることも珍しくありません。そんなときは女性が会社に遅刻したり、休んだりして対応していました。

小学校入学前は、通常学級に通わせるべきなのか特別支援学級にしたほうがいいのかもわかりませんでした。

区の就学相談に相談してみましたが、知的発達に遅れはなく、大人とは難しい言葉も使いながらスムーズにコミュニケーションがとれる息子をみると、「何が問題なんですか?」と尋ねられ、なかなか理解してもらえません。

すでに、他害が見られていたのに就学相談時点で見過ごされていたというところです。もしかしたら、他害の事は就学相談で話に上がっていなかったのかもしれません(それはそれで問題です)。

基準に、

今回の知的発達の遅れはないので(仮に)他害があるにも関わらず通常学級というケース。しかし、同じケースでも他害があることで特別支援学級になることもあります。

知的発達の一部遅れが見受けられるも、パニックはあるが他害がなくコミュニケーション能力があるので通常学級というケース。

知的発達の遅れはないが、コミュニケーション能力が低いので特別支援学級に転入するというケース。

このように、どこでもそうですが通常学級と特別支援学級の選別基準が定まっていない事がとても気になりました。

これが、発達障害という特性をもつ子どもたちの教育現場での合理的配慮の難しさにもつながっている要因であると考えています。

 

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