怒らない子育てをどう思いますか?
近年、怒らない子育てというのがよく言われるようになりました。
発達障害のグレーゾーンの子育てという面から、怒らない子育てについて考えたいと思います。
※あくまでも、殴るなどの暴力的な手を出すことは否定することを前提とします。
目次
怒りますか?叱(しか)りますか?
怒らずに子育てが出来るのであればそれで十分だと思います。
でも、親も人間です。感情で物事が動いてしまう事もあります。
怒る・叱る子育てが悪い事とはひとえには言いたくはありません。ですが、良いとも言えません。
「おまえは、いったいどっちの味方なんだい!?」と、とある姐さんから怒られそうですが…
個人的にですが、怒らない子育てが絶対的善で少しでも怒る子育てが絶対的悪であるという、一部の風潮が一番怖いところでもあります。
怒ることと叱ること
そもそも、怒ることと叱ることこの違いはなんでしょう?
怒ることは、漢字に心が入っていることからも相手に対して感情的に物事を言う事。
叱るは、相手を思い成長を促すこととあります。
個人的には、しかることは時には大切なことだと思います。しかしながら、主観的にしかることは叱ることではないと思います。
大切なのはそのあとの事
叱ることは時には大切であるとしましたが、より大切なことがあります。
それは、叱った後の事です。
叱るという事は、叱られる側としては怒られることと同意に取る場合があります。
叱った後に必ずフォローを入れることが必要です。
何が良くないのかを叱り、今後どうすればよいのかを話し合う。できたらほめる。
これが、叱ることの1セットです。
例えば、
順番に並んでいた場合、割り込んでしまいました。割り込んだことが良くない事であることを伝えます。その後、割り込まないようにするにはどうすればよいのかを話し合います。
その際、割り込まないようにすればよい方法については、相手から答えが出てくるように話し合う事をしています。
並んでいる列をしっかり見て、一番後ろに並ぶという事を自分の口から出してもらい実践してもらいます。
その言動が出来た時に、ほめることも大切です。
さらに、話し合う時の環境も大切です。
話し合う時は、話す相手が聞くことが出来る状況をしっかり作りだします。
例えば、周囲の様子が気になってしまって話に集中することが出来ない場合は、周囲の刺激がないところ、部屋を変える・壁に向かって周囲を気にせず話に集中できるようにしています。
イメージです。
叱らない子育て、簡単にできたら苦労もしません。
お互い人間なので、感情的になることもあるかもしれません。
お互いがまなびあいながら成長出来たらよいものと思います。
大人として保護者としてできる事はあります。叱った後フォローを入れてほめる事は出来ると思います。
重要なのは親の気持ちに余裕があることが実は一番大切な事なのだと思います。
特に、発達障害でもグレーゾーンの子供は、伝わっているようで伝わっていない事が多いです。
その為、何が行けないのかをわかりやすく具体的に説明します。さらに、どうすればよいのかも道筋を立てることが必要となってきます。
それでも、その時伝わってもすぐ忘れてしまう事も多々あります。
「いつも言ってるでしょ!?」
子どもは“その時”は忘れていたり、衝動性が抑えられない事もあります。
状況を見極めながら声を掛けてあげる事を、出来るだけ心がけています。
まとめ
怒らない・叱らない子育ては難しい。
叱った時は、どうして叱ったのか、今後はどうすればよいのかを話し合って、出来たらほめる。
親は、気持ちに余裕をもてる環境づくりをする。(これが一番難易度が高い)
叱らずに育っても、間違った方向に進んでしまう事もあります。叱られなかったから何やってもいいとなってしまっては、大きくなってからより大きな問題に発展することもあります。
状況を見極め、適切なコミュニケーションをとることが大切です。
叱って話し合うことも、子供との大切なコミュニケーションだと思います。
また、周囲の環境にも留意しなければなりません。しっかり話が出来る環境も整えて話をしています。
ゆっくり、本人が理解できるまで特性を理解してしっかり付き合うことが大切です。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
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