発達障害児グレーゾーンの子育てについて、今までの事を記録にしながら綴っています。
今回は、不登校になったいっち。不登校に対する話し合いが学校で開かれることになりました。
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発達障害児グレーゾーンの子育て記録29~不登校対策会議~
前回の話から、いっちは様々な理由から不登校になりました。
不登校を重く見た発達相談支援センターの相談員の方。
相談員から学校へ、不登校の対策に関する相談をしました。
学校側とも話し合った結果、改めて直接いっちに関わる担任・通級の先生・相談員・親のメンバーで話し合いを学校で行うことになりました。
話し合い前日、相談員の方から連絡がありました。
明日の話し合いなのですが、急きょ予定が変わりました。
変更内容は、上記のメンバーに、校長とスクールカウンセラーが追加になり、校長が参加することになった事で、開催場所が教室から校長室になったということでした。
合計11名の話し合いとなるとのことでした。
※因みに、今回校長が参加することになったのは、いっちの話し合いを校長に報告したところ、元々いっちとは、交流があり人なりをわかっていたこともあり、いっちについて外部の人と話をするのなら私も参加するという経緯があったとのことでした。
誰も知らなかったそうなのですが、いっちは校長室に遊びに行っていてポケモンの話などをしていたそうです。
小学校3年生終わりごろから、謎に行動力が出てきたこともこの流れに繋がっていたのかなと推察したりしています。
話し合い当日、参加者が校長室に集まりました。
問題は、いっちの最近のパニックと不登校の現状及び、今後の対策について話し合われました。
最近のパニックについて
・人から悪く思われているのではないか、文字の読み書きもみんなよりも全くできていない等の意理由による、自己肯定感の著しい低下からくる心理的負担によるパニックが頻発している。また、パニックを起こした際に危険行動等が見受けられる。
不登校について
・朝起きる事も難しくなった。医師の判断では、心因性発熱による微熱と起立性調節障害という症状がみられている。その為、微熱のほかに倦怠感や腹痛などの症状を訴えている。学校に休むことを連絡すると体調は回復する。
対策について
状況として、通常学級ではより手厚くいっちに対して対応することは困難である事は他児童もいるため困難であることは明らかであった。
特別支援学級への編入を校長から提案されるも、現状では特別支援学級への編入はおそらく難しいという相談員の見解も出ていた。
そこで、通級の先生から一つの提案が出された。
通級の延長。
あくまでも特例として、通常学級に在席しておいて基本的には通級の教室にいっちのスペースを置き、学校の登下校も自由に行える。というものだった。
いっちは、好きな時に学校に来て好きな時に帰れる。さらに、教室にも自由な時間に行き来することが出来るということである。
この方法を取るには、最終的に校長の許可が必要だったため、ちょうど校長が話し合いに同席したこのタイミングで話を出すことにしたとのことだった。
校長からは、特例として了承が出た。しかし、送り迎えは安全面のリスクを伴う為、保護者が必ず付き添うということが条件であるとしたため、現状を鑑みるとこの対策が最善策ということもあり親も了承することとした。
こうして、話し合いに校長が参加してくださったことで、いっちへの対策は大きく前進することとなりました。
ここから、いっちに対してとっていただいていた合理的配慮がさらに増えていきます。
この対策には、リスクもあります。学校側も新たにいっちの過ごせる場所を作らなければいけません。また、好きな時に教室に行けることについても、その都度空いている先生が付き添わなければいけません。
その他に、親の負担です。朝好きな時に学校に行きというのは、それまでいつになるかわからないいっちに付き合い、いつ帰るかわからないいっちを仕事をしながらスタンバらなければいけないということです。
支援児以上に支援が必要な状況になってしまいました。
この時いっちは、学校内の通常学級・特別支援学級含め全児童の中で一番支援が必要な児童となっていました。
この頃から、手帳を取得する事やグレーゾーンの子ども達、保護者達の力になれる場所があればいいのにと思い始めていました。
今回は、ここまでとさせて頂きます。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
次回は、変化していく学校生活と不登校から少しづつ回復していく話になります。
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